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段ボールはあったかい

この時期になると思い出すエピソードがあります。

息子が小学3年生の頃、秋の遠足がありました。

どこにお出かけしたのかは忘れてしまいましたが、その日は遠足なのでリュックで登校しました。

学童を卒業して鍵っ子だった息子。

ランドセルに玄関の鍵をキーホルダーでつけて、自分で鍵を開けて帰宅します。

この日はリュック。ランドセルの鍵をリュックに付け替えずに登校したんです。

私も鍵のことなどすっかり忘れ、「行ってらっしゃーい」と手を振って送り出し・・・。


鍵がないことに気づいたのは私が帰宅する30分前。

「あ、あの子は鍵持ってない!どうしよう」

ご近所さんに連絡しましたが不在。

急いで帰宅し、息子の姿を探すと・・・


車庫に段ボールを敷いて寝ていたんです!!!

「鍵持っていくの忘れちゃったの。疲れちゃったから段ボール敷いて寝てたんだ。段ボールってあったかいんだね」


ごめんねー、と抱きついちゃいましたよ!

段ボールがあってよかった〜。

この一件があってから鍵を持ち忘れることはなくなりました。

子どもって親が思うよりずっといろんなことを知ってるし、生きる力があるんだな〜と思った出来事でした。


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