子育てって

私がこのNPOを作ろうと思ったのは、この地に子育て支援が不足していると思ったから。

というより、自分が行きたい場所、やりたいことを実現できる場が欲しかったからだと思います。

長男出産した時、25歳でした。旦那も土日仕事でワンオペ状態でした。

当時住んでいたアパートには同じ年頃の子供たちがたくさんいて、晴れていれば外に出て子供を遊ばせ、ママたちと話をして過ごしていました。

子供が寝ている間は好きなことをしようと思い、ミシンを動かしたり、お菓子やパンを焼いていました。

次男出産が29歳。久しぶりに顔を出した子育て支援センターでは居場所のなさを実感しました。若いママが多く、グループができていて輪に入れない。

「もうここに通わなくてもいいかな」と感じました。

しかし、子供と家の中で一日中過ごすのは辛く感じることも多かったです。

そんな時、同じ想いのママたちに出会い、サークル的な活動がスタート。

こんなことやりたい、あれやってみよう。

子どもが小さくても若さと仲間のおかげで、いろんなことを体験、経験しました。

活動を進める中、どんどん自分より若いママたちが集まり、先輩ママになった私。

今までは自分たちが楽しめれば良かったのが、来てくれる人が楽しめることを、ってどんどん変化してきました。

そんなこんなで早10年。

気づけば自分の子供も大学生と中学生。

私たちの子育てと、今の子育ては全く違うものに変化しています。

今、子育てをしているママたちに何か伝えるなんて、おこがましいと感じるように。

このまま子育て支援を続けることに限界を感じました。

それでも、私たちの伝えたいことをブログで発信してきました。

ですが、それも今年で終了。

ブログはいつでも閲覧できるよう、このまま残します。

時代に合わせ、活動も、人も変化します。

私たちスタッフも子供たちの成長と共に家庭環境が変わります。

この10年、ブログをご覧くださった方々に感謝いたします。

ありがとうございました。

年明けから、NPO法人みんなの庭は新体制で「子育て工房」の米袋グッズ制作を中心に活動を続けます。

子育て支援の形は少し変化し、ママたちの内職作業としてのグッズ制作を続けていきます。

どうぞ、これからも応援をお願いいたします。

みんなの庭代表　かわしまあきこ