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学校に行けない

前回のみんなの日記では「不登校、行き渋り」について意見を聞きました。

我が家にもありましたので記録と思い、書き留めます。

長男が中学入学した翌日。

「学校に行きたくない」と言い出しました。

まだ何も始まっていないのに、その言葉が出てくるの早くないか?

入学式に何かあったのか?

などいろんなことが頭をぐるぐる。

「とりあえず、今日行ってみよう。連絡貰えばすぐ迎えに行くから」と送り出しました。


どうやら初めてのことばかりで緊張してお腹が痛くなったらしいです。

トイレに行きたいけど行っていいのか分からない。

どの先生に声かければいいか分からない。

保健室で休ませてもらったり、早退しながら様子を見ながら1週間経過。

ついに「学校に行けない。お腹が痛くて辛い。もう休む!」と宣言。

こうなったら休むしかないかも・・・。


休んだり、早退したりを繰り返す1週間。

ちょうど思春期特有の心の不安定さも重なり、親子喧嘩の日々。

それを感じた次男。

「僕も学校に行きたくない!」と言い出し、家の中もぐちゃぐちゃ、私の心もぐちゃぐちゃ状態でした。


単身赴任中だった夫は、私の心の不安定を感じて1日だけ休みをとって帰ってきてくれたんです。

息子と向き合い話をしてくれました。

男同士ということもあり、しっかり息子の背中を押してくれたんです。

(母は息子を守ってあげたいと守り体制でした)


翌日から学校に行けるようになりました。

お腹が痛くなったらどうしようという不安があったため、整腸剤などを持って、登校。

行きたい時にトイレに行けるように先生にも説明。

保健室も好きな時に利用していいと先生と話し合いもしました。

本人が安心できるように、不安に思うことが減るようにしました。


帰宅するなり、「大丈夫だったよ!」と嬉しそうに報告。

希望する部活の見学をして、入部したいと張り切っていました。

この日から息子は不安が減り、学校に行けるようになりました。



それからも、初めてのことはいつも不安がついていました。

行事前は不安・・・新学期は不安・・・

無理をしないように心がけ、休むことも必要と過ごしましたよ。

1、2年生の時はそんな感じで行ったり休んだりを繰り返し、3年生は全く休まずに行けるように。

高校は皆勤賞でした!


当時のことを息子に聞くと「そんなことあったっけ?」と忘れていることもありますが

「中学時代は一番嫌いだった。知らない決まりがあったり、断る権限がなかったり、辛かった」と。

だからこそ、高校時代は自由に感じたし、自分で考えて行動していいことが気楽に感じたそうです。

そして、私が思ったこと。

「学校に行きたくない」じゃなくて「行きたいけど行けない」という子どもの辛さがあったんだな、ということ。

安心できる空間、背中を押す勇気。全てはタイミングだということ。


人によって休息時間は違います。

だけど、休息が必要だから休むんです。

甘えてる訳じゃない。本人が一番わかってるんですよね。

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